『工作が好きなちびエビ子。粘土で人形の服を作ったり、紙で動物を作ったりする』
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今年4月に幼稚園が再開してから、何事もなく11月に入りました。季節の行事も徐々に開催されるようになって、ちびエビ子は毎日楽しそう。約2年続いたコロナ禍での休校&オンライン授業を経て、通常の生活がいかに幸せなことか、よーく思い知らされました。
さて、ちびエビ子に関する最近の悩みで、習い事をそろそろ始めた方がいいのでは?というのがある。周りの子は、塾、英会話、ダンス、ピアノ、水泳、スポーツといろいろ習っているようだ。
ちびエビ子に何か習いたい?と聞いてみたら、何も興味がないけど、友達と会えるなら習いたいという程度。そう、ちびエビ子は、何よりも友達と遊ぶことが好き。学校でも放課後でも、休日でも。何なら、家に帰っても遊びたいといって、コンドミニアムのロビーやプール周りを散歩してみたり、休みの日も公園や近所など遊べる子がいないか探し回っている。
子どもにはいろんな経験をさせたい、特別なスキルを身につけさせたいなどの理由で、習い事をさせることが多いと思うが、私自身は子どもの頃、たくさん習い事をさせられて、どれも楽しくなかったし、そのせいか、何のスキルも身につかなかった。なので、ちびエビ子には、試しに何か習ってみるか、それとも今夢中になっていること(友達と遊ぶこと)を思いっきりさせた方がいいのか、どちらがよいのか考えてしまう。
もうひとつ、子どもに習い事をさせる理由として、自分の子どもは何か特別な才能があるかもしれない。習い事のどれかで、その才能が開花しないかな、などと親がひそかに?企んでいるというのもあると思う。
ちびエビ子の才能というか、得意なことといえば何だろう?ひとつは運動神経のよさだろうか?小さいころからそうだったけど、動きが俊敏でとても体力がある。そして、もうひとつは、意外や意外、けっこう器用で工作が好きなことだ。レゴで建物や動物を作ったり、カラフルな粘土で食べ物やリカちゃん人形の洋服を作ってみたり。紙に絵を描いて切って立体的にしたり、空き箱で何かを作るのも好きだ。
ちびエビ子のパパ(私の夫)はタイのイサーンと呼ばれる東北地方出身なのだが、この地方の人は運動神経が抜群によいイメージだ。日本でも有名なK-1で優勝したブアカーオ選手も、このイサーン出身だし、ムエタイの選手もとても多い。体身つきも細マッチョで足が長く、生まれながらのセンスというか、本能で動いている感じ。
そして、なんとなく手先も器用なイメージがある。イサーンは貧しい人が多く、バンコクに出稼ぎに来る人がたくさんいるのだが、都心では料理人になったり、マッサージ屋やスパで働いたりしている人も多い。
タイ人は手先が器用と聞くと、「えっ?」と驚く人が多いかもしれない。世間で思われているタイ人のイメージはゆったりのんびりしている、いつも笑顔で細かいことは気にしない。トラブルが起きてもまあ何とかなるだろう、ととってもマイペースなイメージ。バンコクに次々できるコンドミニアムやショッピングモールなどの建築物も、よく見ると粗があり、街並みなどを見ても、日本の方が断然きれいでクオリティーが高い。
しかし、長年タイで生活していると、実はタイ人の方が日本人より器用だよ、と言っている人に多く出会うのだ。日本人の美容師さん、ジュエリー職人、料理人、ネイリストの人、タイの美大に通っていた人など、けっこうな数の人が「タイ人ってめちゃめちゃ器用だよー」と言っているのを何度も聞いたのだ。
しかし、細かいとこにまで気を配ったり、みんなで協力し合うという点では、日本人の方が圧倒的にしっかりしている。タイ人はというと、個人の能力に差があったり、チームワークより自分の得意なことを優先する、好きなことしかしないなど、マイペースなところが出てきてしまい、最終的には仕上がりにムラができてしまう。それゆえ、日本製のものの方が断然クオリティーが高くなるのだ。
う~ん。このコラムを書きながらも、やはり、ちびエビ子はタイ人の遺伝子の方が強いと思ってしまうなぁ。自由気ままに好きなことをやらせた方が才能が伸びるかもしれない。特定のルールや技術を教える習い事が、いまいち、ちびエビ子に合わなさそうと考えてしまうのでした。
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大橋余志・イラストレーション・
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早朝のルンピ二公園にて。バンコク都知事のチャチャート・シティパン氏と弊社スタッフ。日課のランニングで、いつも清々しい気持ちで1日のはじまり。
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